微笑んで
春を待たずに君はゆく…
2018.3 大阪/サクラ
モンバルキャンソン 89×127 水彩&ボールペン
"生きてるあいだに会いたかった"
友人の通夜で、
その友人の奥さんが言った言葉、
亡くなった友人とその奥さんも
大学の同期、みな友人、
で、通夜となれば卒業以来、
久しぶりに会う顔ぶれもある。
そこで奥さんの言葉、
"生きてるあいだに会いたかった"
その頃私は絵が描けなくなり
人と接することもストレスで
休日はひきこもる…
かなりメンタルをやられてた時期。
その友人は、
私より何倍も描くことが好きで
私より何倍もたくさん描き、
個展もひらき、
賞をとったこともある。
何度か一緒にスケッチもした。
その友人は
描きたくてももう描けない。
私は描かずに何もできずに
只々、日々を費やす。
このままじゃ
生きてるあいだに誰とも会えない。
これでいいのか?
こんな私を
逝った友人は怒ってるだろう。
いや、
気の優しいヤツだから
心配しながら
黙って見守っているのかも。
これ以上
人の悲しむ姿を見たくない。
頭の中はぐしゃぐしゃ…
再び描き始めるのに、
それから半年かかった。
逝った友人に
背中を押された気がした。
そして
再び描き始めてから2年が過ぎる。
友人はニッコリ笑って
見てくれているかな…
おかげさまで
私は元気に描いてます。
描くことが
私に元気をくれた人たちへの
恩返しです。
いつかはやろうと思いながらやっと
自分の気持ちを言語化してみる。
でも全てを書けた気がしない。
そしてこのブログを読む人の、
どこかにある心のかさぶたを
剥がしてしまったらごめんなさい。
スケッチは仕事の合間、
休憩がてらに20分ほどで
描いたモノ。
青空の下、
パソコン疲れの目に
サクラはまぶしく輝いた。
…おしまい
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